2012年2月7日火曜日

カフェを考える




カフェを考える。



カフェってみなさんどのように使われてますか?
普段はコーヒーとか、カフェラテとかを頼むと思うんですが、それ以外にも本を読んだり、パソコンをいじったりしていると思います。


今回はその部分での利用実態を考えた時にいくつかの疑問を感じたのでちょこまか書いてみました。




■カフェと喫茶店の違い


カフェという言葉は喫茶店とほぼ同意にされています。ただ、明確な違いとしてはカフェはアルコールも扱っていて、営業時間が長いことに対して喫茶店は「茶を喫む」という言葉から来ている通りアルコールは基本的に扱わず、営業時間も昼をメインとしています。
しかし、最近ではお酒を出さないお店でもカフェと呼ぶこともアルそうなので、特に大きな違いはないようです。


日本ではドトールコーヒーが1980年に東京の原宿にオープンしています。そして海外外食チェーンであるスターバックス、ベローチェ、ニューヨーカーズカフェ、タリーズコーヒー、エクセルシオールカフェ、サンマルクカフェ、など、国内外のカフェ、チェーンがここ十数年でいたるところにオープンしてきました。

しかし、カフェの存在が当たり前になり過ぎていて、本来の利用用途ってあまり考えたことってないですよね。




■カフェの利用用途

先ほども挙げましたが、カフェでは「何かをしながら」という利用形態が多いですよね。


そもそもカフェとは本来どのように使われているのか。
このサイトによると、カフェとは

"本来コーヒーの意味。転じて、パリなどヨーロッパの都市に見られるある種の飲食店を意味する。新聞や雑誌がそこで読め、時の話題について談笑し、情報交換のできる場所として親しまれている。 多義に使用される言葉であるが、ここでは以下のように整理する。
1. パリなどヨーロッパの都市の風物詩になっている飲食店。街路に向け開放的な造りになっている。
2. コーヒー中心の喫茶店。"

とされており、日本でもしっかりとした定義として使われていないことが何となく分かります。

古くは社交喫茶の場ということで使われていたそうですが、この言葉は私自身も高校の時に世界史の授業で「新聞を皆で見て議論する場」として学んだ覚えがうっすらとあります。


ウィキペディアでも
“ルソーディドロといった思想家のほか革命家や政治家もカフェに集まり、議論を行ったり、密議をこらした”そうで、カフェは18世紀のフランスで大変貴重な空間であったことが伺えます。

上記の定義を現代風に纏めると、カフェとは
「開放的な空間で主にコーヒーを飲みながら、ニュースやお互いに興味のある話題を議論したり共有する場」
といったところでしょうか。

昔の「新聞、雑誌についての話題に触れる」という部分は現代でも勿論あるとして、加えて「パソコンなどを広げてミーティングする」ことも増えていますよね。

最近の便利なお店ではWi-Fiやコンセントを設置してしているので、スマホの充電をしたりできますし、パソコンを使う人達にとってはとてもいい環境が整っています。

お店にとってはお客さんにコーヒーを買ってもらっているので、「お話の場」としてだけでもドリンクを頼んでもらえれば利益になります。



しかし、これは空いているときでしたら全く問題ないのですが、もし仮に「お店が混んでいた場合」はどうでしょうか。


どんどんお客さんが入ってくるのになかなかお客さんで出て行かず、待っていたお客さんが帰ってしまうこともあるかもしれません。
店側としては一杯200円のコーヒーで1時間居られるより、一杯500円のコーヒーで3時間居られたら客単価は高くとも回転率が悪く、売上も上がりません。

そうなったら逆に「ドリンク一杯を買っただけで3時間もいるなよ」って店員さんに思われるかもしれませんね。




■「時間という課題」


昔のカフェなどはお互いが議論をする場として存在していたこともあり、お店自体は利益を追求するよりかは社会の役に立つために営業していたのかもしれません。


しかし、現代のカフェでは当然ですが商売の要素があるため頼んだものに見合う「滞在時間」のバランスが伴っていないのかもしれません。

けれども、本来のカフェという意味からすれば快適な空間をお客さんに議論の場として使ってもらうことは何ら本質からずれていないと思います。



では、どのようにすれば良いのか。



そのまま長時間いてもらってたら「帰って下さい」とは言えないでしょうし、かと言って待っているお客さんにもう少々お待ち下さいと言っても空くかも分からない。何か言ってもお客さんに「カフェっていうのは長居するのが普通だろ」といわれればこちらは何も言えませんよね。




カフェはマクドナルドなどのファーストフードとは違い「飲み物」をメインとしているお店です。すぐ食べてお店を出るという感覚はお客さんにはあまりないのかもしれません。




これは難しい問題だと思います。



利益を第一に考えた上で、長居をする人、そしてカフェの双方がお互いに満足の行く解決策を考えなければいけません。


例えば、ミーティングをするためにコーヒーを買ったお客さんが椅子に座ったら、机にデジタルのタイマーが設定されていて、席に座ると同時にタイマーがスタートする。ミーティングする人はその時間を過ぎてしまったらお店を出る。一人のお客さんの時間は2時間まで、複数人でのミーティング利用の場合は1時間までにする。
なんて考えが甘いことは十分に分かっています。

これはあくまで私の考えた一例ですが、これをやると
・複数人で来店した人は限られた時間内で結果を出さないといけないため、ミーティングする人の集中力の向上に繋がる
・お店も回転するので利用者の増加に繋がる

という双方の利益に繋がるのではないでしょうか。


しかし、この場合は
「効率を高める現代人のためのカフェ」という位置づけにしなければいけませんし、利用するターゲットも限定されてきます。逆にそれが人気に繋がるかもしれませんが。

これはあくまで想像の範囲内でしかありません。



突発的に書いてしまったのですが、
近々この続きも考えたいと思います。
それでは。















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